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ただいま連載中の福岡県宗像市にて行った住宅塗装・塗り替え工事のようすから、本日は外壁塗装の上塗り(クリヤー塗装)と付帯塗装作業です。
クリヤー塗装とは
クリヤー(クリアー)塗装とは無色透明な塗料で塗装を行うことです。
塗装の基本、塗りの工程は『下塗り・中塗り・上塗り』の3回塗りですが、これは色付き塗料を使用することが前提のお話で、透明なクリヤー塗装の場合には下塗り無しの2回塗りが基本となります。クリヤー専用プライマーによる下塗りを行う場合は、下塗り1回+上塗り1回の2回塗りが一般的です。※お住まいの立地環境と外壁の種類や状態、使用する塗料により塗り回数を増やす場合もあります。
高意匠性デザインサイディングの外観を保ったまま仕上げることができるクリヤー塗装ですが、いくつかの塗装条件を満たす必要があり、どんな壁にでも塗れるというわけではありません。判断するには専門知識が必要になります。
外壁塗装:上塗り
それではクリヤー塗装作業を見ていきます。
使用した塗料はアステックペイントのスーパーSDクリヤー無機JYになります。
スーパーSDクリヤーシリーズの特徴
- 主な特徴
意匠性の高い外壁(サイディング)のデザインをそのまま残すことができる外壁用クリヤー(透明)塗料です。 - 製品概要
»無機-JY:弱溶剤形2液サイディング用変性無機系
»無機:水性形2液サイディング用変性無機系
»F-JY:弱溶剤形2液サイディング用フッ素系
»Si-JY:弱溶剤形2液サイディング用シリコン系 - 低汚染性
塗膜表面が親水性(水になじみやすい性質)を有する親水性塗膜効果で汚れの定着を抑え、建物を長期間美しく保ちます。 - 耐候性
一般的な無機・フッ素・シリコンの各種クリヤー塗料を凌ぐ高い耐候性を有しており、紫外線などの劣化要因から建物を長期間にわたり保護します。 - 促進耐候性試験(スーパーUV)
無機(-JY)は22年相当、F-JYは18年相当、Si-JYは13年相当の長期にわたって光沢保持率80%以上を保持するという試験結果が出ています。
付帯塗装とは
住宅塗装では屋根と外壁以外のパーツを付帯部分と呼び、雨樋や雨戸・破風板などがこれにあたりますが、屋根壁の塗り替え工事を行う際には付帯塗装も一緒にセットで行うのが一般的です。
塗装によるメンテナンス(=塗り替え)には美観だけでなく塗膜による保護や塗料による機能を得るというメリットがあります。傷みやすい付帯部分が経年劣化で完全に使用限界に達する前に塗り替えることで素地を長持ちさせながら外観を美しく保つことが出来るのです。
下地処理:ケレン作業
それでは付帯塗装のようすです。
まずはサンドペーパーで下地処理(素地調整)を行います。ケレン・目荒し(目粗し)とも呼ばれるこの作業は、固着した汚れを除去したり、塗料との密着性を高めるために行います。
ケレン後、塗装作業に入ります。
使用した塗料はアステックペイントのマックスシールド1500F-JYです。
水性塗料にはない光沢感やセラミック成分による低汚染性が特徴の弱溶剤形上塗材になります。
マックスシールド1500シリーズの特徴
- 高耐候性
紫外線や雨など塗膜の劣化要因に対して強い耐候性を発揮。促進耐候性試験(キセノンランプ式)において、F-JYは5,000時間(16~20年相当)、Si-JYは4,000時間(13~16年相当)、U-YJは2,500時間(8~10年相当)も光沢保持率80%以上という結果が出ています。 - 万能性
弱溶剤タイプでさまざまな下地との密着性に優れているため、外壁だけでなく硬質塩ビ・木部・鉄部といった付帯部分など、あらゆる箇所に塗布可能。 - 高隠蔽性
粒子径の小さい顔料を使用することで凹凸がある下地においても塗りムラや透けの心配がなく美しい仕上がりを実現します。 - 低汚染性
セラミック成分の配合により、低帯電性(静電気を帯びにくい性質)と親水性(水になじみやすい性質)に優れた塗膜表面を形成。汚れの定着を防ぎ美観を長期間保持します。
以上で作業は完了です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それではまた明日。
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