公開日:2020/07/07(火)
最終更新日:

フジヤマ建装の光触媒コーティングについて

フジヤマ建装の光触媒コーティングが2021年リニューアルいたしました。
これに伴い使用する光触媒材も一新する運びとなりましたので、こちらのページも更新しております。どうぞ最後までご覧ください。

光触媒(ひかりしょくばい)をご存知ですか?
建築物に施工する光触媒コーティングは屋内外ともに吹き付けるタイプが主流ですが、施工会社によって使用する光触媒材が異なるため効果や費用もまちまちで「何を基準に選んだらいいの?」と迷われる方も少なくありません。また『光触媒コーティング』をインターネットで検索すると、新しい情報と古い情報が混在しているため情報収集するだけでも一苦労してしまいます。

このページでは、光触媒をもっと身近に感じていただけるよう「全く知らない」という方にもなるべく分かりやすくご説明することをベースに「聞いたことがある」「よく知っている」という方にも役立つような情報をまとめております。
フジヤマ建装が使用している光触媒は他とは違うという点についても解説しておりますので、ぜひ最後までお読みください。

光触媒とは

光触媒とは光が当たることで触媒(化学反応を促進する)作用を起こす物質のことです。この触媒作用は光化学反応の一種で、例えば身近なものには植物の光合成があります。

建築塗装における光触媒反応は人工の化学物質によるものです。主成分として使用される材料にはいくつか種類がありますが、光触媒の代名詞といえば酸化チタン。中でも可視光応答型酸化チタン光触媒が最も優れているといわれています。

光触媒反応を応用したコーティング技術:フジヤマ建装

酸化チタン光触媒には強い酸化分解力と超親水性という特殊な性質があり、これを応用したサービスの提供や製品化が今もなお進んでいます。

住宅塗装で行う光触媒コーティングの主な使用目的は、屋外の場合『防汚・防カビ・防藻』、屋内の場合『除菌・抗菌・消臭』で、いずれも有害物質を分解して無害化する効果を利用します。また、環境浄化作用を繰り返すという画期的なこの技術は新型コロナウイルス感染症対策としても注目を集めています

光触媒コーティングによる効果のイメージ図:フジヤマ建装

光触媒の成分と種類について

主成分として使用される材料は酸化チタン以外にもリン酸チタン化合物・チタン酸ストロンチウム・酸化タングステン・酸化亜鉛などの金属酸化物・その他いろいろありますが、以降は当社が使用している光触媒材の主成分・酸化チタンに絞って解説いたします。

酸化チタン(TiO₂)とは

食品添加物(白色着色料)として認可されている安全性の高い物質で身近なものではお菓子や歯磨き粉・化粧品・医薬品に使用されています。また収れん性(タンパク質を変性させることで組織を縮める性質)がなく皮膚に対する活性を持たないという低刺激性を利用した敏感肌用の化粧品類(日焼け止めクリーム等)にも使われており、生産側でもアレルギーを起こしにくい物質として重宝されているほど一般に流通し身近なものに含まれている物質です。

業界ではごく当たり前の物質でも一般的には知られていなかった酸化チタン(TiO₂)ですが、近年では新型コロナウイルス感染症対策として脚光を浴び、知名度が高まりつつあります。

酸化チタン(TiO₂)は安全性の安全性の高い物質です

酸化チタン光触媒のあゆみ

1967年に日本で発見されて以降、さまざまな研究開発が行われている酸化チタン光触媒ですが、現在最も優れていると言われているのが可視光応答型の酸化チタン光触媒です。

元々は強い紫外線が当たる場所でしか効果が発揮できなかった酸化チタン光触媒でしたが、21世紀に入ると蛍光灯やLEDなどの可視光線でも有効となる技術の研究開発が盛んに行われ、2014年以降は新しい光触媒・可視光応答型光触媒が市場に出回るようになりました。

可視光応答型光触媒は、古い紫外線タイプでは効果を得られない屋内や屋外の日陰(太陽の光が日中も当たりにくい部分)でも素晴らしい効果を発揮するため、一般的にも流通しやすく製品化に乗り出す企業やメーカーが徐々に増えていきます。

「室内では使えない」「日陰じゃ効果がない」といったイメージを未だに持たれてしまうのは光触媒がこのような歴史を辿った経緯にあります。必要なエネルギーが紫外線か可視光線かという点はとても重要です。住宅塗装以外においても光触媒製品を検討される場合には、光触媒材の種類が古い紫外線型か新しい可視光応答型かどうかを確認されることをおすすめいたします。

フジヤマ建装の光触媒は可視光応答型です

屋外用・屋内用、いずれも高品質な光触媒材を使用しています。新築時に高所窓ガラスへの施工や、生活臭の気になる浴室やトイレの抗菌・消臭・防カビのほか、新型コロナウイルス感染症対策としての施工・導入も急増しています。

光触媒コーティング効果について

※以降はフジヤマ建装が使用している光触媒をベースに解説

光触媒コーティングといえば酸化分解反応による有機物の分解超親水性反応によるセルフクリーニング機能が2大効果として知られていますが、1,000m2の光触媒コーティング面にはポプラの木約70本分の空気浄化作用があるという研究発表もあります。

汚れや化学物質のほか病原菌や花粉などの有害物質も光さえあれば常に分解し続ける光触媒。その効果を発揮するために必要なエネルギーは光=可視光線なので、屋外・屋内ともに施工可能です。明るさも人が日常生活を送れる程度あれば十分で、省エネとエコも兼ね備えています。人と地球に優しい環境浄化作用を利用したこの技術は、2020年以降さまざまな施設で施工されており、住宅や個人店舗など一般にも急速に普及しています。

新しい光触媒コーティングについて

塗装による光触媒導入は『光触媒材でコーティングする』か『光触媒を配合した塗料で塗装する』かの2種類に分かれますが、フジヤマ建装では『光触媒材でコーティングする』施工店になります。

当社が屋外用で使用している光触媒材は酸化分解能力が高く不純物を含まない可視光応答型光触媒を使用しています。アパタイトを被覆した二酸化チタン光触媒(1層コートタイプの可視光線型光触媒)よりも強力なため、あらかじめ基材(建物)に対する分解効果を抑制するためのアンダーコート(1層目・保護用コーティング)を施したのち、トップコート(2層目・光触媒コーティング)を施す2層コーティングで仕上げることで光触媒の効果を最大限に引き出しています。

屋内用で使用している光触媒材においても同じく不純物を含まない可視光応答型光触を使用していますが、屋外のように雨風や強い紫外線にさらされることが無く、限られた室内空間での使用であることから保護用コーティングなしでも施工できるよう開発された室内用光触媒材を使用しています。

アパタイト被覆やバインダー(接着剤)といった不純物が酸化分解効果を低下させるというデータを元に熟慮を重ねた結果、より品質の高い光触媒コーティングを提供するため屋外用・屋内用ともに材料を2021年に一新いたしました。

全世界で猛威を振るう新型コロナウイルスの発生により、除菌や抗菌など感染症対策への意識も高まる今こそ、自信をもって施工できるサービスでなければならないという職人たちの思いがフジヤマ建装の光触媒コーティングには込められています。

※当社が使用している光触媒材はPIAJマーク認証(詳しくはこちら)を取得しております。
※最新データでは新型コロナウイルスに対し2時間で99%以上の不活化効果を確認いたしました。

光触媒コーティング施工風景より抜粋

屋外での効果

セルフクリーニング機能とは、コーティング面の超親水性(撥水性の逆)状態が汚れを落ちやすくするという性質を利用したもので付着した汚れを雨水で洗い流すことができるという機能で、塗装を長持ちさせるメリットがあります。

雨染みも付きにくく、季節的な汚れ(花粉や黄砂、台風で付着した泥水・砂など)も流水で落とすことができるため、お手入れにかかる時間も短縮することができます。

また、日陰などジメジメした所で発生してしまうカビ、苔、藻も分解し続けることで除去・抑制します。抑制=『発生させない』ではなく『発生したら分解除去』を繰り返すメカニズムは環境に優しく施工面を傷める心配もありません。

屋根や外壁の汚れを抑制することは美観維持にかかる負担を軽減するだけでなく、機能面での経年劣化を抑えることにも繋がり、お住いにかかるトータルコスト(メンテナンスにかかる時間や費用等)の観点からも必要不可欠な要素であると言えます。

屋外での光触媒コーティング効果について:フジヤマ建装

屋内での効果

屋内での光触媒コーティング効果について:フジヤマ建装

ウイルスや病原菌・カビ・化学物質などの有害物質を24時間分解し続けることで99.9%除去。花粉やPM2.5、VOC(揮発性有機化合物)に対しても効果を発揮するため赤ちゃんやペットにも安心です。

消臭除菌効果は驚異の99.99%
トイレやバスルームではカビや嫌な臭いも元から分解・除去。汚れもつきにくくなるため、お掃除にかかる時間が短縮されます。(下駄箱やシューズクローク、押し入れやウォークインクローゼットなど「消臭剤を置いても臭う」そんな場所があれば、より効果を実感してしていただけます)

光触媒の有害物質を不活化→分解→除去する働きは、高所や広範囲に及ぶ空間など都度除菌を行うことが難しい箇所においてとても重宝されています。また、即効性のあるアルコールや次亜塩素酸と併用することでより効果的な感染症対策を行えると同時に、消毒や清掃にかかるコスト(時間・負担・費用)を大幅に軽減することが期待できます。

光触媒導入事例

日本発の素晴らしいこの技術は日本国内にとどまらず世界各国の有名施設でも導入されています。

国外の代表的な有名施設

・国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の光触媒式空気清浄機
・パリのルーヴル美術館(ナポレオン広場)にあるガラスのピラミッド
・エジプトのギザにあるクフ王の大ピラミッド横に作られたテント

国内の代表的な有名施設

・福岡PayPayドーム(福岡県福岡市)
・中部国際空港セントレア(愛知県常滑市)
・日光東照宮(栃木県日光市)

上記のほか、私たちの身近な施設や製品にも導入されています。
代表的な例)整体院、保育施設、厨房、喫煙ルーム、手術室、ナース服など

光触媒工業会(PIAJ)

光触媒製品の健全な市場形成と普及を目指し設立された、業界団体としてはパイオニア的存在でもある工業会。信頼の証とする認証マーク「PIAJマーク」を発行し、光触媒技術の応用拡大及び普及を推進しています。

※PIAJマークとは、光触媒工業会が性能・利用方法が適切であると判断した光触媒製品に対して与える認証マークで、取得するためにはJIS規格に準じた性能評価において一定の基準を満たす必要があります。

光触媒コーティングで暮らしを快適に

フジヤマ建装はこれまで福岡・佐賀県内を中心に住宅塗装と光触媒コーティングで信頼を積み重ねてまいりました。
認知されつつある光触媒ですが「本当に効果があるのか心配」「費用が高そう」「安すぎても怖い」「問い合わせた後の営業がしつこそう」といった理由から相談を見送られる方も少なくありません。

このような不安やお悩みもフジヤマ建装は解決いたします!

当社は熟練した職人がお客様の対応にあたっており、ご相談から現地調査、お見積り・ご商談、施工、アフタフォローまで全て職人が行う自社施工型の塗装店です。この強みを最大限に活かしたプランでお客様のニーズにお応えいたします。

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