お疲れ様です😊
ただいま連載中の福岡県春日市にて行った住宅塗装・塗り替え工事のようすから、本日はコーキング充填作業です。

コーキングとは

外壁の目地などに埋まっているゴムのような部分のことです。住宅は台風や地震からくる揺れや歪みをある程度吸収するように建てられています。サイディングなど外壁の継ぎ目に弾性のあるコーキング材を使用することで目地に関節のような働きを持たせ、その伸縮性から外壁のひび割れやズレを予防しています。全体からみれば細い目地ですが意外にも外観や耐久性に大きく関わる部分になりますのでしっかりと下地処理を行う必要があります。

ボンドブレーカー貼付

まずはボンドブレーカーの貼付作業から。
使用したのはダイヤテックスのボンドブレーカー(BB-10-GR)です。

ボンドブレーカーとは

絶縁テープとも呼ばれる目地底に張り付けて使用するテープ類で、主に外壁サイディング同士を繋ぐ目地で二面接着を行うために使用します。用途は目地奥にあるハットジョイナーとコーキング材の間に挟むことで、打設したコーキングと接する三面が『コの字型に接着(三面接着)』するのを防ぎます。種類はクラフト系やポリエチレン系が一般的で種類も豊富です。

中には『PE鋼板製目地ジョイナー』のような、樹脂コーティングによるボンドブレイク性能を持ち合わせたハットジョイナーもあります。薄い皮膜であるため一見なにも無いように見えますが、旧コーキング撤去時の剥がれ具合で見極め判断することができます。

コーキングの二面接着とは
施工部分を上から見た場合の断面図
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新人スタッフ
二面接着よりも三面接着のほうが良い!といった情報を目にしたことがありますが、実際はどうなんでしょう?教えてください!
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職人
外壁の関節部となる目地には柔軟な伸縮が必要不可欠であるため二面接着が適していますが、『建物の開口部』や『擁壁等に施工するひび割れ誘発目地』には伸縮性よりも防水性が重要となるため三面接着が適しています。

伸縮性と防水性のどちらを優先すべきか?決め手になるのは接着方法ではなく、施工箇所や構造物次第であり、それぞれ適した方法で打設することが高品質施工の基本になります。

一般的な住宅塗装のコーキング打ち替えの際、当社は二面接着を行っています。外壁全体の耐久性に関わる工程だからこそ、すべて自社職人が仕上げています。
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新人スタッフ
なるほど!接着方法ありきで良し悪しを決めてしまうのは本末転倒なんですね?!住宅塗装専門店だからこその熟知度、、さすがです!

プライマー塗布

次は目地にプライマーを塗布していきます。
プライマーとはコーキングと目地の密着を良くして剥離を防ぐ接着剤です。
これを小さな刷毛で塗っていきます。
使用した材料はオート化学工業のOP-2019です。

コーキング充填

いよいよコーキング充填作業です。
目地に空気が入らないようしっかりとコーキング材を満たすため専用のコーキングガンで少し多めに盛っていきます。使用した材料はオート化学工業のオートンイクシードです。

充填・オートンイクシードの特徴

  • 新開発ポリマー採用
    特殊高耐久LSポリマーの誕生により経年で流出する可塑剤を配合せずに優れた柔軟性を実現。経年による硬質化を防ぎ柔らかさを超長期間維持します。
  • 耐候性/耐久性
    促進耐候性試験(SWOMで検証)において6,000時間を突破するという驚異的な高耐候性を実証しました。
  • 防汚機能
    新技術CRオリゴマーがシーリング材にありがちな硬化初期のベタツキを軽減し、汚れの付着を大幅に抑えることに成功しました。
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新人スタッフ
オートンイクシードは特殊高耐久ポリマー(LSポリマー)を配合することにより、これまでにない耐久性、耐候性を実現した超寿命シーリング材です。耐候年数はなんと30年!驚きの耐候性です!

充填ならし

目地に盛られたコーキング材を空気を抜くようにしながらヘラで押し撫でていきます。表面を均一にならすことで目地が美しく仕上がり外壁全体の美観もアップします。

作業完了

コーキング養生をすべて撤去して作業は完了です。

以上で作業は完了です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それではまた明日。

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スタッフ
次回作業予定 錆止め塗装・養生 etc…
フジヤマ建装について

当社では熟練した職人がお客様の対応にあたっております。
ご相談から現地調査、お見積り・ご商談、施工、アフターフォローまでを一貫して職人が行う自社施工店ならではのプランが好評。春日はもちろん、福岡・佐賀の住宅塗装ほか、お住まいに関することなら何でもお気軽にご相談ください。