お疲れ様です😊
ただいま連載中の佐賀県鳥栖市にて行った住宅塗装・塗り替え工事のようすから、本日は付帯塗装作業です。
付帯塗装とは
住宅塗装では屋根と外壁以外のパーツを付帯部分と呼び、雨樋や雨戸・破風板などがこれにあたりますが、屋根壁の塗り替え工事を行う際には一緒に付帯塗装もセットで行うのが一般的です。
塗装には美観だけでなく塗膜による保護や塗料による機能を得るというメリットがあります。経年劣化等で完全に使用限界に達する前にメンテナンス(=塗り替え)を行い、素地を長持ちさせ外観を美しく保たせる目的があります。
屋根壁を塗り替えると付帯部分の色褪せや劣化は想像以上に目立ちます。
耐久性やコスト面も考慮し、屋根や外壁と一緒に塗り替えることをお勧めします。
金具の下塗り
ステンレス製の樋金具が劣化により変色しておりましたので下塗りから始めます。
使用する材料は染めQテクノロジィのミッチャクロンマルチです。
ミッチャクロンマルチの特徴
- 多種多様な素材に使用可能(PPにも対応)
- ペーパー研ぎが不要で、作業工程の短縮が可能(一部を除く)
- 原液のまま使用できる一液タイプ
- ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆適合・RoHS2 対応品
- 上塗り塗装も幅広く対応し、塗装機器を選ばず実用的
- 鉛やクロムなど有害重金属類は一切不使用
- 黄変無し(上塗りにクリヤー塗装可)
※製品カタログより引用
本来ステンレスに錆は発生しませんが、種類により不純物が混じった物だとこのように変色します。そこで、ステンレスや陶器にも使えるプライマー「ミッチャクロン」を使用することで塗料との密着を高めます。
目粗し作業
次に目粗しを行います。
目粗しとは、塗料の吸着力を上げるために塗装面を細かくザラザラした状態にすることです。この作業を各所に適宜行っていきます(雨樋にはサンドペーパー180番を使用しました)
中塗りの準備
中塗りに使用した材料はSK化研のクリーンマイルドシリコンです。
まずは塗料の準備をしていきます。
クリーンマイルドシリコンの特徴と機能
- 超低汚染性
セラミック複合の特殊技術で従来にない超低汚染を実現しました。 - 超耐久性
耐候形1種に相当する性能を示します。 - 防かび・防藻性
特殊設計により、微生物汚染を防ぎます。 - 透湿性
透湿性塗膜は内部結露の防止に役立ちます。 - 幅広い下地適用性
弱溶剤で構成されているため、旧塗膜の種類を問わず、優れた密着性を示します。 - 環境に優しい
溶剤形(強溶剤)塗料に比べて臭気が少なく、作業環境の改善に役立ちます。
塗料の撹拌(動画)
どんなに職人の腕が良くても塗料の質を下げてしまっては意味がありません。
昔は目分量が当たり前でしたが、今の時代は0.1グラム単位できっちり計るのが基本だと思っています。
付帯部分の中塗り
塗料の準備ができたら中塗り作業の開始です。
刷毛とローラーを使い塗っていきます。
作業完了
以上で作業は完了です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それではまた明日。
当社では熟練した職人がお客様の対応にあたっております。
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